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大学入試の標準化点制度に注意

2023年02月02日
カテゴリ:
全学年対象すべて
こんにちは。
大塚ゼミナールです。
さて、今日は大学入試の標準化点制度についての説明です。
 総合大学の多く、東洋大学や日本大学などではこの制度による合否判定が行われることが多くなっています。一般的には、赤本(過去問)には合格最低点が明示されています。そのため、この点数に正答数の割合が近ければ(超えていれば)合格だと考える受験生も少なくありません。
 しかし、標準化点制度では、偏差値換算して得点の調整を行うため注意が必要です。(この考え方は、複数教科が選択可能な場合、選んだ教科で合否に不利有利に差が出るのを防ぐためだと言われています。)算定式は、大学ごとに異なり非公開となっているのでどうしようもありませんが、一般論として、母集団の平均点が取れているとだいたい偏差値が50弱になります。とすると、過去問に合格点 120/300(偏)と書いてある場合、40点で合格というわけではなく、偏差値換算した際に偏差値40で合格するという意味です。ですので、問題がすごく簡単な場合(平均点が高止まりしている場合)、偏差値40に当てはまる点数も高止まりします。よって、換算前の得点で40点では合格は難しいと言えます。
 ですので、ぜひ受験生の皆さんは、過去問で合否判断の予測をするのではなく、あくまで傾向確認や実践練習ツールとして使う様にしましょう。
 参考までに日大のN方式(全学統一)は、母集団は全学部共通の中での教科ごとの偏差値換算になるそうです。そのため、志望学部によっては高得点(偏差値)が必要だったり、学部によってはそこまで高くない場合もあります。ですので、よく調べた上であくまで参考資料として使うことをお勧めします。
 いよいよ2月に突入し、大学入試も試験が本格化してきました。
 体調に気を付け最後まで頑張りましょう。

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